模型製作報告日誌
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2009.04.14
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近藤和久氏のガンダム外伝コミック『ジオンの再興』に登場するνガンダムのテストベッド機。

実際のνガンダムに先駆けて、サイコミュは搭載せずに、ひとまず機体の性能のみをチェックする事を想定して建造された機体らしいです。
劇中では、地球にてテストを行うためにシャトルによって降下搬入している最中、ジオン地上軍残党による連邦軍ヴィルボトン基地襲撃作戦に遭遇。シャトルの責任者である血気盛んな「大尉」の独断で、よせば良いのにこの大事な機体で出撃してしまいます。
曲がりなりにも機体性能はνガンダム相当の本機。基地周辺のジオンMSを次々と撃破していくわけですが、敵の隊長機であるクルツ大尉の陸戦型サザビーと対峙し、半壊させた時点で運悪くオーバーヒート。動けなくなったところをサザビーのシュツルムファウストに仕留められ、大破してしまいました。
この機体を失った事により、νガンダムの開発は大幅に遅れを取り、結局シャアの5thルナ落し作戦決行までにロンド・ベルへの配備が間に合う事は無かった・・・というお話。

ガンダム、自分も乗ってみたかったんでしょうね。大尉。
そらホンモノのガンダムを積んでこの状況。テンションも上がるわなと。
でも、彼のスタンドプレイが結局は身を滅ぼし、軍としても取り返しのつかない事になっちゃったという。
なかなか身につまされるエピソード。
彼の失敗から我々は教訓を学べというお話でした。

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(※モノクロ写真ではありません)

で、この模型は、近藤氏の描くνガンダムをモデルにして原型が造られたと思われるガレージキット。イベント限定のアマチュアディーラーさんの手による物です。
版権上は「逆襲のシャア」版νガンダムとして申請されていたようで、パッケージ(手描きのイラストがなんとも味わい深い)には近藤版等の表記こそないものの、組み上げた状態のプロポーションやディテールは明らかに近藤版のそれ。今回は持たせていませんが、武器類もコミックで使用されていた形状のものが付属していました。
こういった近藤版、小林版、カトキ版といったアレンジの利いた造型というのはイベントガレージキットの華ですが、実際は創通やサンライズが版権の取り扱いを行う関係上、作家さんやデザイナーさん個人の名前が入った「○○版」というかたちでは申請が通りにくいそうな。その傾向は昨今のキャラホビに舞台を移した時点でとくによくある事らしく、ディーラーはこのような方法を採って対応しているんだそうですよ。でも、実際イベントで完成品が展示されているのを見れば一目瞭然。模型誌のイベントレポでもしっかり「○○版」として紹介されたりしてますね。
他にも「1/144」、「1/100」というスケール表記はバンダイのガンプラで多用されている手前、そこの段階でもハネられる事もあるとかで、「1/135」、「1/90」と表記した方が通りやすいなんて噂もあったりします。実際そんなキットも沢山見かけますね。組み上げた状態の寸法的には1/144、1/100相当なんですけどね。でも、この噂はどうなんでしょう。ちょっと眉唾っぽいですが。

さて、キットの方に話を戻しますと、内容的にはまさにこれぞアマチュアディーラーという感じ。さすがにB-clubや御意見無用ファクトリー等のオフィシャルキットに比べると見劣りもしますが、でも近藤版ガンダムの特徴的なプロポーションを上手く捉え、3Dに落とし込んだ好キットでした。

ごく稀にヤフオクに出品される事もあるこのキット。元はジャフコンか、あるいはまだガンダム関連の当日版権が許可されていた当時のワンフェスで販売されていたキットのようで、おそらくは20年ぐらい前の物みたいです。ぼくは後年に大阪のホビットがまだ梅田のビルの三階に店舗を構えていた頃に中古コーナーで購入しました。
おそらくこのキットの完成品の画像はどこをさがしても皆無なのではないかと。いや、キットが特別レアというよりは、昔のイベント品のキットを完成させた状態の画像ってあんまり見かけないんですよね。もっと増えればいいんじゃないかと常日頃思っております。

頭部の形状がちょっとイメージとは異なっていたので全面的に作り直し、前腕と手首もより近藤版っぽくなるように修正。劇中を参考に肩の部分に真鍮線でロールバーを追加。ビームサーベルは劇中のものはνガンダムのそれとは形状の違う、ちょっとRX-78のものに近い形状なので、別のキットから流用して装備させました。

塗装はハンブロールだったと思います。一般的なガンプラ塗装というよりはMa.k寄り的な感じで、まず67番を下塗りし、黒(濃いグレー)立ち上げで色を重ねました。ロールアウト直後にテストも行うまでもなく撃破された機体ですので、敢えてウェザリングは行っていません。でも、もうちょっと陰影のメリハリを残した塗りにしてみてもよかったかもしれないですね。今見るとちょっとあっさりしすぎていると思う。

なお、「PX-0053」というのはこの機体の工場での製造番号を表すものなんだそうです。
しかし、「ジオンの再興」の単行本では「PX-0053」と表記されているのに対し、単行本に少し先駆けて刊行されたホビージャパン別冊「機動戦士ガンダム・新生代へ捧ぐ」の解説では「RX-0053」と表記されているんですよ。ひとまず近藤ファンの間では「PX-0053」の方で通っています。実はどちらかが誤記なんだろうかとは思いますが、今となっては確認のしようもありませんな。
(2005年 製作)
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