模型製作報告日誌

スポンサーサイト

--.--.--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

メガコマンダー・ブラッディザク 2

2009.03.21
bz fil

前回の状態からさらに進み、基本塗装の終了後(実は前回の時点では前面しか終わってない、まさに貧ぼっちゃま状態。「落ちぶれてすまん!」状況でありました)、一回目のフィルター塗装に入った状態です。

写真がややピンボケてる事もあり、この段階ではわかりにくいかもしれませんが、前回の状態より基本色がくすんだような色味になりました。

ガンプラでは聞きなれない用語かもしれない「フィルター塗装」。
00年代に入りAFVの分野で多用されるようになった比較的新しい表現技法です。
ミゲル・ヒメネス(MIG)さんらイタリアの超絶AFVモデラー達が使用し始め、それが「アーマーモデリング」誌等を介して日本でも広まった感じですね。

MIGさんご自身が親日家らしく、日本のモデラー(とくに関西の「なにわ戦車隊」の方々)と親密な関係にあり、ユーロミリテール等で彼の独特の技法が注目されてから、比較的早い段階で日本にも正確で詳細な情報が翻訳され伝えられました。

フィルター塗装が具体的にどういう効果をもたらすのかというと、模型のテクスチャー(表面)に、さらに絵画的な光の変化、あるいはその車体や機体が自然界にさらされる事で生じた劣化、風化といった状況的変化を加える・・・といった感じなのかなぁ。

スミ入れのような視覚効果的ニュアンスと、よりフィジカルなウェザリング的状況演出との両方のニュアンスがあるような感じじゃないですかね。

やり方としては完全に乾いた状態の基本塗装の上から、ハンブロールのエナメル塗料や油絵の具をペトロール(溶剤)で薄く希釈したものを重ねるという、文字にしてみると比較的簡単なものですが、現在はMIGさんご自身のブランドから瓶から出してそのまま使えるフィルター専用塗料というのが発売されていて、これが非常に便利です。AFV系を扱う専門店で比較的簡単に入手できると思います。

fil.jpg

僕はこれのジャーマンタンクセットというのを購入して愛用しておりますが、ドイツ戦車以外にも色々と使えます。
ちなみに横にあるのはいつも使っているハンブロールのエナメル塗料。ブラッディザクの基本色として使いました。

一回目の段階ではグレー系のフィルターを施し、このあとサンド系をもう一度施した後、スミ入れ、チッピング、仕上げのウェザリングへと移って行きます。

そもそもSDガンダムにこんな技法が必要なのかって感じなんですが、ミリタリー要素の強いSDコマンドだけに、『ミリタリー』の記号として今のAFVの表現技法を取り入れて仕上げるという、一種のネタの一環として今回はやっております。まぁ、BB戦士サイズだけに面が狭いのと、基本色が「真っ赤」なので、あまりその手の技法に向かない部分もあったりするのですが。

フィルタリングと同じような技法として昔からよく知られているウォッシングというものがありますが、あれはどちらかというとスミ入れの延長線上といいますか、要は凹部分を強調する作業で、おなじく凸部分を際立たせるドライブラシと合せて立体感を演出する技法ですね。溶剤でどれたけ薄めるのかという点で実は違いがあったりするみたいですが、フィルタリングはどちらかというと面に対する効果を指す感じのものと僕は解釈しております。フィルター専用塗料同様、予め適した状態に希釈されているウォッシング専用塗料もあるみたいですね。こちらはまだ使った事ありませんが。

もっともウォッシング自体、それを施す事で全体的なトーンやツヤなんかを統一したりコントロールできるという効果もあるんですが、それはどちらかというとフィルタリング的な効果をウォッシングの段階で一緒にやってるって感じなんじゃないですかね。いずれにしろ、技法としては近い位置にある事は間違いないです。

この他、色味に退色したニュアンスを加える「フェーディング」、塗膜の剥がれを演出する「チッピング」といった新たな名称や技法(これらを合せて「エイジング」なんて呼んだりもするそうです)が、日本の高石誠氏の技法とも合せて紹介された事は、AFV業界だけに限らず、模型の塗装による表現方法の幅を広げた革命的な出来事だったように思います。

ちなみに、フェーディングは赤、青、黄、白といった一見カラフルに見える複数の油絵の具を少しずつ面相筆に取り、既に基本塗装が終わっている模型の上にランダムに置いたあと、ペトロールを含ませた筆で伸ばすという過程で施します。
効果ももちろんですが、その様子の大胆さが「おい、こんな事して本当に大丈夫なのか!」と多少ショッキングなものだった事もあり、多くのモデラーには事件だったのではないでしょうか。だからこそ逆に真似したくなるというのもあるんですよね。そういうのって。

mig.jpg
こんな感じ


なお、MIGさんのテクニックに関してはアーマーモデリングのバックナンバーや、原文によるハウトゥ本なんかも出ていますが、こちらでも読む事ができます。

テーマ : ガンプラ制作

ジャンル : 趣味・実用

コメント
コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

オ・ノーレの中の人

Author:オ・ノーレの中の人
さまざまなジャンルやモチーフの模型をそのときの思いつきで節操無く作っております。

筆塗り雑食モデラー記。

[fg]のページはこちら
同じく「オ・ノーレ」で登録してます。

ご連絡はこちらまで↓
bystonewell303あっとまーくhotmail.co.jp

FC2カウンター
検索フォーム
最近買ったり買う予定だったり
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。