模型製作報告日誌
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2009.11.20
ジョニー・ライデン専用ザクII、二回目の更新です。

06R ude2

一週間ほどしばらく体調を崩していた為、前回から日にちが経っている割にあまり作業が進んでいませんが、とりあえず両腕共に幅詰め作業が完了しました。今はパテを盛って継ぎ目を塞ぐ処理を行っているところです。
腕の各可動部分はそのまま生かす方向で幅詰め処理しているので、寸法は大きく変わりましたが、組んだ後もポーズのニュアンスを付ける事は素組状態と変わらず可能なままです。
ただし腕を胴体に取り付ける軸の位置(高さ)を変更するため、肩の引き出し機構は殺してしまいました。一応、軸そのものは生かす方向で考えているいるので、前後のスゥイングだけは可能になる予定です。
このあたりは文章で説明してもイメージが湧きにくいと思われますが・・・。
今後は継ぎ目の処理を進めた後、バランスを見ながら本体への取り付け作業にかかっていきます。

尚、前回の時点では小田さんの作例にあった足首の改修に関して、それほど必須工作じゃないんじゃないか・・・なんて事を思ってたんですが、本体の素組み状態の現物と作例写真を見比べてみると、やはりやっておいた方が得策なのかもしれないと思い直すようになってきました。
作例記事をあらためてよく読み返すと小田さんも「足首は意外にデザイン上のポイント」と書かれてらっしゃいますね。

みなさん御存知の通り、この当時の古いキットは総じて短足の傾向にあり、80年代当時の作例でも脚の延長工作を行った作例は結構多かったように思います。そういった場合、大概は腿を一旦切断してからプラ板を数mmほど挟んで延長工作を行う訳ですが、件の作例ではそういった腿などの延長を行っていない代りに、足首の底を3mm延長、つま先を前方に5mm延長する事で、足首そのものを大型化しつつ、全体のラインを大幅に変更してるんですよね。当初はこの工作を「単なる足首の形状イメージ変更のみの効果を狙ったもの」と解釈していたんですが、実物と見比べると、同時に「短足対策」の効果も担ってる事に気づいたという。だったらこれはやっておかなければなと考え直しました。

実際にこの部分の作業に取り掛かるのは腕部の処理の後になりますが、このあたりの工作も追々途中経過を報告していきたいと思います。
2009.11.07
今回から新たに作り始める1/60 ジョニー・ライデン専用ザクIIです。

まず箱!でけえ!(写真じゃいまいち伝わらないと思うけど!)
rb hako

でかいでかいと巷で噂のHGUCクシャトリヤの箱よりさらにひとまわりでかい。
rb hako2
まぁ、クシャトリヤの「でかい」はあくまで「HGUCとしては~」であって、だいたいMGクラスとなるとごくフツーの大きさなんですけどね。

このザクの箱、置き場所的に大概ジャマな大きさである事は確かなんですが、MSVキットの売りのひとつであるダイナミックなボックスアートが大判で見られるという点では、なかなかありがたい仕様ではあります。部屋の隅っこに立てかけとくだけで結構存在感あります。牢名主みたいです。積みプラならぬ立てプラ。

今回製作にあたり、参考資料として使用するのはこれ。コミックボンボンスペシャル「スーパーモデリング」。1984年に発売された模型ムック本です。
smod.jpg
ストリームベースの小田雅弘氏責任編集、ボンボン本誌に載っていた「SFプラモマガジン」の作例の拡大版という感じで、作例の解説記事は、一応「少年向け漫画雑誌」であるボンボン本誌よりもある程度年長の読者を意識した内容になっています。まぁ、ぶっちゃけ当時小学生だった僕にはちょっと難しい内容でした。もっぱら作例写真ばかり見て「すげー!」とか言ってた記憶があります。

そんなこの本の中での目玉作例が、表紙にもなっている小田氏自ら製作した1/60 ジョニー・ライデン専用ザクIIでした。
rb oda
90年代を代表するガンダム作例というとセンチネル0079の「大団円ガンダム」などが思い浮かびますが、この小田版ライデンザクは80年代を代表する傑作のひとつと言っても良いでしょう。

ボンボンを中心とした紙媒体とガンプラで展開されたMSVという作品において、ジョニー・ライデンと彼の専用ザクIIはダントツの人気を誇っており、その当時を過ごした世代には特別なキャラクターとして今も脳裏に刻まれています。そんなライデン機のガンプラの中でも最高クラスの1/60モデル。それを当時のガンプラブームにおいてスター的存在だった小田さんが作れば、そりゃ事件になりますわな。

当時1/60の06Rは黒い三連星仕様のR-1Aしかまだ発売されていなかったので、ただ人気機体の作例というだけでなく、未キット機の立体化という意味でも大きな付加価値があったんですよね。みんな少なからずライデンのR-2に改造しようと企んでたわけですから、そこに来て小田氏の「お手本」となると、そりゃ必要以上に注目は集まるわけです。まぁ、ミニ四駆に例えると前ちゃんの「前ペラー」とか、そういうのに近い。

で、せっかく再販でキットが手に入って、資料もこうやって手元にあるんだから、参考にして作ってみようというのが今回の趣旨です。なんだパクりかよ!

おっさんになった今だからこそようやく作れるようになったという事で、雑誌のモナカキット特集に鼓舞されたり、ゼントラ兵でモナカキット製作に味をしめたということで、このタイミングに挑戦してみようと思ったわけです。

まずは仮組み。プロポーションを見ながら作業工程を検討していきます。
rb zenshin
後で簡単にバラせるように、セロテープでパーツをとめて組み立てています。

MSVブーム当時は三連星使用の1/60キットを買ってもらい、なんとか組み上げた記憶があるので、キット内容自体は覚えていたのですが、1/60ライデン機を買ったのは今回がはじめて。もともと1/60キット自体めったに手を出さないというのもありますが、当時ぶりに久々に見る1/60ザクIIは新鮮さと懐かしさが織り交ざった不思議な感じでした。基本的な部分は知ってるんだけど、はじめてみるインストやR-2仕様のパーツだったり。
ムギ球による電飾が予め設計に組み込まれているのが、いかにも当時のキットという感じですね。単三電池ボックスのパーツとかありますよ。当時はモーターライズや電飾といった電池式ギミックが、割と当たり前に色んなプラモで組み込めるように設計されてましたからね。電飾は最近のガンプラでも徐々に復活してきたようです。1/100ダブルオーや、MGではエクシア、ガンタンク、ギャンなんかがそうですね。もっとも最近のはみんなボタン電池なんですが。
出来れば今回電飾も組み込みたいところです。ただしムギ球っていうのが今そのまま手に入るかは微妙なんで、LED等で代用する事になるかもしれません。

この1/60はザクIIのキットとしても1/144、1/100に続き三度目、MSVシリーズとしても後発のキットという事もあり、当時のキットとしては良好なプロポーション。記事中で小田氏も「出色の出来」と太鼓判を押すほどです(当時はメーカーに遠慮せず、酷い出来のキットには相当な辛口のコメントが並んでましたから、このへんは今の模型誌よりも信用できるんです)。頭部なんかほんと良く出来ていますね。この部分に関しては全スケール通して決定版といって良いほどかも。
ただ、当時のザク系キットの傾向である「肩幅広すぎ」な感がこのキットでも多少あるのは否めない。小田氏の作例でもそのあたりを考慮し、腕部の幅詰め工作を行っています。1/144キットでは胸部の左右幅や傾斜角の調節(いわゆる「八の字工作」)も同時に行っていくわけですが、この1/60キットでは1/144ほど胸の左右幅は気にならないですね。ここはそのままでも良いかもしれません。
実際、小田氏の作例でもプロポーションに関する改修は腕部にのみ集中していて、その他は胸部と足首の形状修正、R-1A型からR-2型への改修に作業のウェイトが置かれています。
今回使用するのは最初からR-2のキットなので型式の改修はスルー。胸部と足首に関してはかなり個人的な好みに左右される部分なので、腕部ほどの必須工作では無いんじゃなかろうかと。まぁ、このあたりは今後検討ということで。

で、ここでさっそくちびちび攻撃を発動。右腕を幅詰めしてみました。キットのままのもう一方の腕との比較。写真で向かって左側の加工済みの右腕は肩ブロックが小型化され、そこから下に延びる腕も細くなっているのがわかりますでしょうか。
rb ude
作例記事では「肩ブロックはボリュームを3/4に縮小」とあるので、キットパーツから実寸を割り出し、肩ブロックの上下左右をそれぞれ5ミリつめて小型化しました。それにあわせて二の腕より下も左右5ミリつめてあります。

大型キットだけに加工もさぞかし大変だろうと思いきや、パーツ単位の作業は、むしろちょうど作業がしやすい手のひらサイズ。1/144のパーツ加工より快適で実は随分とやりやすかったりします。大変なのは塗装の工程でしょうね。

今後は本体とのすり合わせを行いつつ、左腕にも同じ工作を施していきます。
工程上、幅つめ工作の過程で豪快にぶった切った部分の処理なども含め、先に腕部を仕上げておかないと次に進めないので、しばらくはこの部分中心の作業が続きそう。

テーマ : ガンプラ制作

ジャンル : 趣味・実用

プロフィール

オ・ノーレの中の人

Author:オ・ノーレの中の人
さまざまなジャンルやモチーフの模型をそのときの思いつきで節操無く作っております。

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